直感的に商品の良さを伝えられる
3DCADは利用する分野が限られるのではないかと、疑問に思う人も少なくありません。しかし、実は使い方によっては非常に多くの企業で活躍します。導入することで得られるメリットは、3Dで形状が表現されるため、図面が読めない人でもわかりやすく、新商品のパッケージなどをデザインすることも可能です。直感的に形状を理解することができるようになるため、自社製品のプレゼンテーションをしやすいといえます。目で見てわかるようになっているため、通常のCADではいまいち伝わりづらかった部分を簡単に伝えられるようになるのがメリットです。また、製作する前に体積や表面積、質量などを理解することができるため、完成したときにどうなるのかを明確にすることができます。
試作品を簡単に作れる
3DCADを導入すると、3Dプリンターのデータとして利用できるため、試作品づくりをスムーズに行うことができます。2DのCADの場合、図面から仮型を作らなければなりませんが、3DCADは作る必要がありません。そのため、材料費だけで試作品を作ることができるため、経費節減につながります。なお、3DCADだからといっても、データを2次元化できないわけではありません。部品の内部構造なども制作できるため、図面の機能で断面図を簡単に作ることができます。データ管理も共有することができるため、プロジェクトに参加している人たちが手軽に修正可能です。ペーパーレスで図面の共有が可能となっているため、環境へも配慮した政策を可能としています。
CADは設計の現場に欠かせないソフトですが、その中でも水道工事に関わる配管図面や申請書類を作成するものを水道CADといいます。機種によっては、全国各自治体の申請用紙に対応した図面を作成できるものもあります。